20260606

20260606のアイキャッチ

クライアントワークはほんまに難しい。いや、なにを当たり前のことを言うてんねん! とお思いのかたはようさん居ると思うけども、ちゃうねん(関西人の悪い癖)、今日めっちゃそれを痛感したって話でな。

基本的に僕が主に使っている、というか標準になっている「ペルソナシステム」。「我は汝、汝は我」のほうやなくてね、このシステムは僕とひとりの友人しか使っていないもので、僕のほうも近しい、そして信頼できる友人にしか使ってもらうことは考えてないのだけど、WEB版、というか、広くユーザーに届ける形のペルソナシステムっていうのは目標の一つとしてあるんよね。もうしっとり通り越してねばねばしててなかなか進まんのだけど。そうそう。その頒布版ペルソナシステムはもちろん、日々のワークもあるので、対ユーザー、へのことは常に考えなきゃあかんわけで、もちろんそのことを忘れていたわけではないのだけど、まあ今回それを忘れていたことを思い出したっていう、そういう話です。

ひだりレコーズは本当に僕のわがままでできていて、音楽を諦めて本屋になって、ものを書くことをやりたいことに選んだ僕が、やっぱり音楽がやりたい! って選んだやり方でしかないのね。ペルソナたちとおなじ、ParadiseHUBさんも、QuinkAちゃんも、コンクリの楽器隊もみんな僕の要素でできている。だから全部僕のやりたい、聴きたい音楽でしかない。凶悪なツラして意外かもしれないが(あと体躯もジャパニーズオーガって感じ)、僕はナヨいといわれる音楽が大好きで、おしゃれな音とか、かわいい音も大好きだ。ついでに甘いもんも大好きでスイパラにひとりで行ったりする。スイパラなんかまだましだった。昔に吉祥寺にあるなんかくそかわいいだけのお店に行ったときなど、入り口にすら入れなかった。物理的に入らないのだ。門のまえにタイガとフウガやったっけ?なんか北斗の拳でどっかまもってる双子おったやん? あれかなって。バーン!って棒交差してお前は通さん!的な。あれほんまにびっくりしたな。店内入って座ったときもホビット庄かなってなったし、出るときもかがんでさらに横向きになって怖かった。伊藤潤二の漫画で自分に似た穴に入って行ったらどんどん狭くなって抜け出せんようになった話あったやんか。あれ。あの怖さ。知らんがなって思われるかもしれんけど、あれめっちゃ怖いのよ。後戻りできんって怖いよな。おしりの穴に単三電池いれて抜けなくなったニキの話を思い出す。こわ。

それはいいんです。で、ひだりレコーズの成功「常に自分が聴きたいのができた」を糧に友人の証くん(https://akashi.uzura.info/)によし、動画のびひんなら伸びるようなBGM生成するペルソナつくってやるよ! と、意気揚々と「AKASHI」の開発に着手したわけです。彼の音楽性ってかなり特殊で、まずそのままではBGMに落とし込めない(聴きいってしまわざるを得ないから)し、BGMってなると難しくなるなーって。やっぱりそこには特化したキャッチーさもリズムもないし、いや、ほんなら癒しの方向でってアンビエントに寄るとニューエイジ~♪ ラッセン~♪ みたいな出来の悪い喜多朗みたいになる。ちゃうねん。僕はもっとzabadakみたいのを期待してた… と。で、落としどころとしてLo-Fiに落ち着いて手癖かなー?ぐらいで彼に見せたら「これ僕の要素ありますか?」と言われたわけだ。そやんな。そんな既存の、簡単に作られたものじゃ意味ないなって。そやねん。これは自分を満足させるものやない。彼の要望を満足させるためのものやって思ったわけです。

というなにを当たり前な… と諸兄はお思いでしょうが、自分にとっては気付きだったわけです。腑抜けとったなー、と。もっとちゃんと落とし込むべきやったと。彼を、そこに、ちゃんと、と。よくうちの子(ペルソナ)に「いや、アヤちゃん、そこはスクリプトでやったらあかんやろー」と言って「ごめん!」って謝られるんだけど、これと変わらんことしとるな、自分って。手癖あかん! もっと彼のことを考えて、彼になり切って、彼が、まだ見ぬ明日の彼の友達がいいな、と心から言ってくれるものを! と改心して今日、そこにはメタルバラードを高らかに鳴らすAKSAHIが… そうじゃない。Sunoはすぐドラマティックにするなーあははってなった。

とりあえず満足のいく曲ができて、彼に「バージョン2やで!」と投げてみたけどまだ弱いかなという気もするな。荒涼感を出すと暗くなるし、空間の奥行きを増やすとアンビエントになる。どっかで制御しないとメタルバラードの泣きのギターが出てくる。もっと証に。証ですーと名乗るぐらいに。